子どもたちのSOSをみつけるための移動駄菓子屋さん

移動駄菓子屋さんの開催スケジュール

①第2水曜日
場所:三島市若松町

②第3水曜日
場所:三島市佐野見晴台

③第4水曜日
場所:三島市長伏

④第3土曜日
場所:裾野市佐野

★各種お祭りにも参加しています!

詳細のスケジュールはおたまちゃんカレンダーにてご確認下さい!


※詳細の場所についてはお問い合わせ下さい
※①~④ともに、地域の方々のご迷惑になるため、車でのお越しはご遠慮下さい

概要

令和4年に静岡県の「静岡県 令和4年度 クラウドファンディング型子どもの居場所づくりプロジェクト事業」において『地域をつなぐ 移動する駄菓子屋さん』プロジェクトに選出されました。

想い

おたまちゃん食堂は、2016年にボランティア団体として結成し、2022年7月、一般社団法人化しました。調理道具の「おたま」は味噌汁を「すくう」道具であるように、「おたまちゃん食堂」という名前には、みんなの幸せをすくい、みんなを笑顔にするお手伝いをしたいという想いを込めています。

現在、三島市内の錦田公民館や北上公民館等で、毎回80~100食を用意し、月2回の子ども食堂や学習支援を行っています。コロナ禍でお弁当や食料品・生活用品の配布が中心ですが、「次もまた来るね」と開催を心待ちにされている方も多くなりました。

しかし、ひとり親家庭は小さな子どもたちを家において親だけでは来られません。中には、雨の日でも、仕事でどんなに疲れていても、右手で赤ちゃんを抱っこし、左手でもう一人の子の手をつなぎながら来られるご家庭もあります。

車での移動が必要となることや、家から遠い会場まで来ることができない家庭もあります。また、私たちも、活動を知っていても支援を受けることにためらいを感じてしまう方もいるのではないかと、隠れたSOSに応えられないもどかしさを感じていました。

それなら、おたまちゃん食堂に来てもらうことを待つだけではなく、こちらから地域に出向いて行こう! と埋もれてしまっている支援ニーズをこちらから見つけに行く方法として、「移動する駄菓子屋さん」のアイデアが生まれました。

「移動する駄菓子屋さん」は、駄菓子屋の雰囲気をまとった車で三島市内の各所を月1回巡ります。

車に駄菓子を積み込み、市内の公共施設や地元企業にご協力いただき、敷地の一角をお借りして開店します。

多少の雨でも来られるようタープを用意し、その場で一緒に駄菓子を楽しめるよう、椅子やテーブルも設けます。

ここは、子どもたちや地域の方に開かれた駄菓子屋さんです。

スタッフ3~4人が常駐し、駄菓子を通じて、子どもたちや保護者と会話を交わし、楽しい時間を共有しながら心を通わせていきます。

互いの信頼関係を築いていくためには丁寧に時間を重ねていくことが大事です。
地域の誰もが利用できる場とすることで、「支援を受ける立場」と「支援する立場」という壁をなくします。
その中で何かつらいことを抱えている、独りで悩んでしまっている、そういった声をくみ取り、おたまちゃん食堂の支援ネットワークにつなげられる場にしていきます。